定期接種化されるB型肝炎ワクチン・・・定期接種対象でないお子さんもなるべく3歳までに接種しましょう。

昨日は、ワクチンの勉強会にスタッフ4人で参加してまいりました。日本脳炎やおたふくかぜ、水痘・帯状疱疹とB型肝炎についてでした。疾患についてとワクチン接種についてもご講演いただきました。

その中で、10月から定期接種化されるB型肝炎ワクチンについて書きたいと思います。B型肝炎は感染すると高率ではないものの将来的に肝硬変や肝がんにつながる場合もある疾患であり、WHOも定期接種を推奨しておりますし、世界的にみても日本のように定期接種に位置付けられていない国は少数派です。

専門の先生方の長きに渡るご尽力の結果、今回の定期接種化がなされた訳ですが、定期接種対象となるのは今年の4月以降出生の0歳児です。しかし定期接種対象のお子さんだけが接種すればよいわけではなく、全年齢のお子さんたち、とりわけ3歳までに接種を行うことがよいとされます。もちろん3歳以降でも、成人の方でも接種を行うべきと考えられます。国際交流がますます盛んになる現在、海外からの持ち込みも懸念されます。それこそ2020年に行われる東京オリンピックに向けては警視庁も警備にあたる警察官へのB型肝炎ワクチンの接種を決めたとか決めないとか・・・。

「ワクチンで防げる病気はワクチンで防ごう」の考え方のもと、積極的な接種を行いましょう。お気軽にご相談ください。