歯の健康は、運動能力やスポーツのパフォーマンスにも影響!

今年から鬼ごっこ協会のホームページ内の「鬼ごっこニュース」というところで食と健康に関するコラムを書かせていただいております。

http://amica.juno.bindsite.jp/onigokko.news/index.html

今回は歯の健康と運動能力やスポーツのパフォーマンスについて書かせていただきました。食事と運動を考える際には「歯の健康」は避けて通れない話題かな、と。国内の小中学生を対象とした調査では、歯の健康状態(う歯の有無や歯列・咬合の異常の有無)が良い児童のほうがそうでない児童に比べ筋力や持久力、瞬発力といった運動能力において有意に高いという結果が得られています。

また最近の歯科研究では、「3歳までに虫歯(う蝕)なく過ごすことができれば、そのあとの虫歯の発生が極めて少ない」ことが分かってきております。

虫歯の予防については、①よく噛んで食べること、②だらだらと食べることをせず唾液等による口腔内洗浄の時間を作る、といった食習慣の改善、③正しいブラッシングの習慣化などが挙げられます。こういった歯の健康を保つことが、ひいては運動能力の向上にもつながると考えられます。

そう考えますと、虫歯になってから歯科に相談に行くのではなく、虫歯にならず歯の健康を守り継続する予防的な視点から、かかりつけの歯科医を持つことが大切ということがわかりますね。定期的に指導を受けることで、虫歯を含めた口の中の問題を未然に防いだり、早期に発見して治療したりと予防的なアプローチができると考えられますし、歯の健康状態が良いことはスポーツや運動においてもよいパフォーマンスにつながることが期待できます。