カサカサお肌のスキンケアとお風呂の温度。

寒く乾燥した日が続いています。

この季節はお肌のカサカサや湿疹で受診をするお子さんが増えています。子どもたちの皮膚が乾燥しやすい原因としては、皮膚の表皮が未熟でバリア機能が弱いこと、さらに皮脂の成分も少なく、お腹の部分では大人と比べると1/10程度しかないことがあげられます。乾燥した肌は刺激に敏感となるため、かゆくなり湿疹になりやすくなってしまいます。乾燥肌のケアとしては、皮膚を清潔に保ち、保湿をし未熟なバリア機能を整えてあげることが大切です。

そこで気をつけたいのが入浴方法です。寒い時期なのでついつい熱めのお湯に設定してしまいがちですが、子どもたちには大人がぬるめと感じる38度くらいが適温とされています。熱すぎる湯船に長時間つかることで、皮脂成分を溶かしてしまうことになり、乾燥を引き起こします。

着替えるお部屋の温度を少し暖かめにして、お湯の温度は熱くなりすぎないようにしましょう。せっけんはよく泡立てて、タオルやスポンジなどは使わず、手で洗ってあげるのが良いとされています。

そして入浴後はできるだけ早く保湿剤をたっぷり塗りましょう。乾燥肌の原因はさまざまですが、入浴方法が原因になっていることもあるかもしれません。

お湯の温度、入浴時間、洗い方、保湿剤を塗るタイミングなど、もう一度見直してみましょう。