こどもを守り、地域をささえる!

今年も黄色いカバーをかけたピカピカのランドセルを背負い、親御さんに送ってもらっていたり上の学年のお兄さんお姉さんと一緒に登校してもらっているたくさんの新入生を見かけ、新年度の始まりを感じています。

横断歩道のところにもPTAの方でしょうか、黄色い旗を持って子どもたちの交通安全を見守ってくれている方がいらしたり、お巡りさんが春の交通安全を呼びかけていたりと地域全体が子どもたちの新学期を見守り応援している雰囲気です。

以前藤沢駅からの通勤途中、小学校に通学するたくさんのこども達に「おはよう」「いってらっしゃい」と声をかけてくれている、ご年配の男性の方をよくお見掛けしていました。こども達は元気にあいさつをしたり、ハイタッチをしたり、下を向いて恥ずかしそうにしていたりとさまざまな反応です。夏の暑い日も冬の寒い朝も、もちろん雨の日も、子どもたちの学校がある日は毎日、子どもたちの通学を見守ってあげているようでした。その光景になんだかとても温かい気持ちになって、私も子どもたちに混ざってごあいさつをするようになり、「いってらっしゃい」と送り出していただいていました。

自分の小学校時代を振り返ると、隣近所の方たちに声をかけられ、あいさつをしながらお友達と通学していたことが思い出されます。その頃はなんだか照れくさかったりもしましたが、今になって考えると周囲のたくさんの大人がこども達を常に気にかけ成長を見守ってくれていたことがわかります。それが子どもたちの心の成長にどれだけ大切なものを残してくれるかも大人になった今だからこそわかるような気がします。

今度は私たちの番です!

地域の大人としてたくさんの子どもたちの成長を見守っていきたいと思っています。クリニックの理念でもある「こどもを守り、地域をささえる」を念頭において、保護者の方々、地域の方々と一緒に地域全体で子どもたちを気にかけ、見守っていけたらいいなと思っています。