受動喫煙のお話し。

2020年東京オリンピック、パラリンピック大会の開催にむけ、受動喫煙防止法の検討がなされています。

「受動喫煙」とは、本人は喫煙していなくても身の回りの喫煙者からたばこの煙を吸わされてしまうことを言います。たばこの煙には、たばこを吸う人が直接吸い込む「主流煙」と火のついた先から立ち上る「副流煙」に分かれます。この「副流煙」には、「主流煙」に比べてニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍と多くの有害物質が含まれています。

喫煙者が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも多くの有害物質が含まれ人体に健康被害を及ぼすと言われています。

藤沢市も受動喫煙のない街づくりを目指し、ガイドラインが作られたり路上喫煙、たばこのポイ捨て禁止対策などに取り組んでいます。駅周辺や公園、道路や公共的な場所(屋外)での喫煙や受動喫煙をなくしていこうというものです。

しかし、残念ながら現状は子どもたちの通学路の駅前でたくさんの大人が喫煙していたり、通園通学の子どもたちの横を歩きたばこの大人が歩いていたり、たくさんの吸い殻が道端にポイ捨てされていたりと喫煙者のマナーの悪さが目につきます。

藤沢で大きくなっていく子どもたちのため、自分の周りの大切な人のため、そして何よりご自分のために、喫煙による影響を今一度考えていただければと思います。藤沢市では禁煙支援も行っています。また禁煙外来を行っているクリニックや病院もたくさんあります。禁煙をお考えの方は一度ご相談してみるのも禁煙成功の近道かもしれません。