”おしりかぶれ”

立春を過ぎ暦のうえではもう春ですが、まだまだ寒く乾燥した日が続いています。また先日から、お風邪やインフルエンザとともに急性胃腸炎(”お腹の風邪”、嘔吐下痢症)が流行ってきているようです。嘔吐や下痢の症状が続き、脱水なども伴いますと点滴治療や入院治療が必要となる場合もあります。

それから、頻回の下痢でもう一つ気を付けたいのが”おしりかぶれ”です。

おむつを替えるとき、きれいにしてあげようとついおしり拭きで擦って(こすって)しまいがちですが、お子さんの皮膚はとてもデリケートなので、すぐに赤くなったり、皮膚がむけてしまうことがあります。頻回の下痢の時は、日中何回かはシャワーや洗面器を使っておしりを洗い清潔にしましょう。

また、おむつ替えの時は霧吹きや空ボトルにぬるま湯を用意し、汚れを流し、おしり拭きは擦らず押し拭きするように使用します。軟膏を塗る時もすり込まず、ペタペタと皮膚にのせるように塗るといいでしょう。かぶれがひどい時は軟膏を塗った後コットンやガーゼで押さえておくと、おむつで擦れて軟膏が取れてしまうのを防げるので効果があります。

なかなか改善しない場合は一度受診し、症状に合わせた軟膏を処方してもらいましょう。