禁煙のすすめと市民公開講演会のお話。

今回は禁煙についてのお話です。

子どもについての禁煙のお話では、受動喫煙が取り上げられることが多いです。

小児科医として気になることのひとつに、喘息や“ぜーぜーしやすい”お子さんの親御さんや祖父母さんが喫煙されている場合が挙げられます。
受動喫煙が喘息や気管支炎、中耳炎などを悪化させる要因のひとつであることは、今ではよく知られている事実です。かたや内服や吸入治療、生活指導で状態を良くしようとしているのに、かたや喫煙で悪化する状況をつくってしまう。。。これではなにをやっているのか分かりませんね。

でも、お子さんたちの大好きなお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんです。喫煙していることで、すべてを否定するようなサポートは間違っており、「たばこを憎んで、ひとを憎まず」でいきたいです。
「ご自分のためにはなかなか止められないけど、お子さんやお孫さんのために止められたらいいですよね」とは、よくお話しする言葉です。

今回、藤沢市では第1回の藤沢市三師会(三師とは、医師会・歯科医師会・薬剤師会です)市民公開講演会を5月21日(木)に開催いたします。

内容としては、受動喫煙について、医学的見地からのお話と、2020年の東京オリンピックに向けての受動喫煙防止条例のお話だそうです。クリニックにも案内を置いておりますので、ご興味のある方、禁煙したいが、なかなか・・・という方もぜひご参加してみてください。