この夏もデング熱に注意を。蚊の駆除が重要です。

医療情報のサイトにはこの夏もデング熱に注意しましょう、という記事がみられています。国立感染症研究所によると、デング熱を媒介する蚊には屋外で活動するヒトスジシマカ(一般にヤブカとも呼ばれるヤブカ属の吸血性の蚊の1種)と屋内でも活動するネッタイシマカの2種類があり、日本には前者しか生息しておりません。しかしながらデングウイルスは、デング熱患者を刺した蚊が感染蚊になるため患者を介してウイルスの輸出入は容易に起こるということです。

デング熱の典型的な症状は、38℃を超える突然の発熱、頭痛・筋肉痛などの痛みであり、検査所見としては血小板・白血球の減少が起こります。

感染症研究所は、日本への外国人観光客や日本からの海外渡航者が増えている現状から、今年もデング熱が再流行する可能性は十分にあるとしています。対策はヒトスジシマカの駆除しかない、ということです。

私達ができる対策としては、

・屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、肌の露出を減らし、虫よけ剤を使用する。

・幼虫が生育する小さな溜まり水をなくすため、屋外のこどものおもちゃや空き缶、ペットボトル、植木鉢の受け皿などを片付けるようにする。

流行を最小限にするためにできることから行っていきましょう。