RSウイルス感染予防では受動喫煙を避けることも重要です。

インフルエンザとともに、メディアにも取り上げられることの多いRSウイルス感染症についてです。わたしたちのホームページでも先日ご紹介させていただきました。

症状としては、鼻汁・咳嗽といった上気道の症状から始まることが多いです。また乳幼児で、喘鳴(ぜーぜー)や呼吸数の増加などを認める場合には注意が必要です。

このウイルスは、生後1ヶ月前後のお子さんでもかかってしまうような感染力の強いウイルスです。ご兄弟姉妹やご両親、保育園や幼稚園の先生方が“鼻かぜ”程度であっても、乳児には症状が強く出ることもありますので、ご家族や保育園・幼稚園のみんなで手洗い・うがいをしっかり行うことが大切です。

また、タバコの煙を吸うことが感染の危険因子のひとつ(感染しやすくなる)と考えられています。そのため、とりわけ乳幼児の受動喫煙を避けることはRSウイルスの気道感染を予防するうえで重要といえます。